大谷翔平の活躍を疑わなかったライバル球団とは?「大きな興奮をもたらす男」
大谷争奪戦に敗れたダイヤモンドバックス球団社長が太鼓判
満を持して臨んだ今オフの大谷争奪戦に敗れ、意中の男はエンゼルスを選んだ。そして、Dバックスも課題のブルペン強化のためにオリックスから平野佳寿投手の獲得に成功した。オープン戦での不振から大谷懐疑の声もアメリカで出る中、「メジャーに大きな興奮をもたらす」とまで言い切り完全擁護していた。
「彼には今、すべての注目が集まっている。プレッシャーを感じすぎないでほしい。彼はメジャーで成功するはずだ。我々は彼を獲得できなかったが、私はそう信じている」
ホール氏が活躍に太鼓判を押す一方で、球団社長付き補佐を務めているルイス・ゴンザレス氏もそれに同調した。大谷の不振については「どんな選手でも1度か、2度必ず苦しむ時期を迎えるものだ。彼はまったく異なる環境に飛び込んだ。投げているボールも違う。打者としてもまだ違和感があるだろう。相手の打者のタイプも日本と全く違う。彼はファンやメディアから全ての行動を顕微鏡で観察させている。それがさらに状況を厳しくしている」と話している。
2001年のヤンキースとのワールドシリーズ第7戦で守護神マリアノ・リベラからサヨナラ打を放った英雄は誰もが通る洗礼とする一方で、今季メジャーの注目選手である重圧も災いしていると指摘している。
「彼は素晴らしい青年だ。私も日本で彼の試合を見ている。我々も彼のプレーを大いに楽しんだ。素晴らしい選手であることには変わりない。だからこそ、我々のチームも彼を獲得に動いたんだ。若く、パワーもある。打撃もピッチングも文句ない。時間が経てばわかることだが、全ての環境に彼が適応した時に、まったく問題なく活躍すると思うよ。アメリカの選手が日本に移籍しても慣れるまで時間がかかるのだから」
メジャーのリズムに一度慣れれば、底知れぬポテンシャルが輝きを放つ。ライバル球団の首脳陣は異口同音に二刀流の成功を語っていた。
(Full-Count編集部)