5点差をひっくり返し延長戦制した智弁和歌山 2000年以来の決勝進出

智弁和歌山が延長戦の激闘を制す
智弁和歌山が延長戦の激闘を制す

智弁和歌山は4回に4点差、8回に5点差を追いつく

 第90回記念選抜高校野球は3日、大会11日目を準決勝第1試合は智弁和歌山(和歌山)が12-10で東海大相模(神奈川)を下し2000年以来となる決勝進出を果たした。延長10回に5番・冨田の犠飛、黒川のタイムリーで2点を勝ち越し。

 東海大相模は初回。先頭の小松が左翼フェンス直撃の三塁打を放つと、続く山田の左前適時打で先制。さらに無死満塁から5番・梶山が走者一掃の3点タイムリーを放ち一挙4点を奪った。

 打撃では負けない智弁和歌山も3回に反撃に出る。2死満塁から4番・文元が左前へ2点タイムリーを放ち2点差に詰め寄ると、4回1死三塁から8番・東妻が左前適時打、2死二塁から1番・神先の右前タイムリーで同点、さらに続く西川の右翼線タイムリー二塁打でこの回3点を奪い逆転に成功した。

 だが、東海大相模は5回。2死一塁から7番・渡辺が右翼席へ2ランを放ち逆転。6回にもタイムリーに相手エラーも重なり一挙4点を奪いリードを広げる。智弁和歌山は7回2死二塁から遊撃強襲のタイムリー内野安打で1点を返す。8回にも2死二、三塁から3番・林が右翼フェンス直撃の2点タイムリーを放ち2点差、さらに2死満塁から6番・黒川が中前2点タイムリーを放ち再び同点に追いついた。

 智弁和歌山は延長10回1死二、三塁から5番・冨田の中犠飛、続く黒川の左前タイムリーで2点を勝ち越した。東海大相模は初回に4点をリード、6回には5点リードと試合の主導権を握ったが、智弁打線を止めることができなかった。

(Full-Count編集部)

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