前田健太、外野手デビュー寸前も逆転サヨナラ負けで消滅「守ってみたかった」
Dバックスとの死闘でドジャース監督が苦肉の策、マエケン左翼起用プラン
2日(日本時間3日)のダイヤモンドバックス-ドジャースの一戦は延長15回の末にDバックスが8-7と逆転サヨナラ勝利を収めた。5時間46分に及んだ死闘ではドジャースのデーブ・ロバーツ監督が前田健太投手を外野手で起用する寸前だったことを明かしている。MLB公式サイトのケン・ガーニック記者が自身のツイッターで伝えている。
ドジャースが初回に3点を先制した試合はその後、もつれにもつれた。Dバックスは1、3、4回と1点ずつを奪い同点としたが、ドジャースは6、7、8回に1点ずつを奪って再び3点をリード。これで決着したかに見えたが、Dバックスは9回裏にオーウィングスがドジャース守護神ジャンセンから劇的な同点3ランを記録。試合は延長戦へと突入した。ドジャースはその後、延長15回にアトリーのタイムリーで勝ち越しに成功。しかしDバックスはその裏、アーメドのタイムリー二塁打で追いつくと、代打マシスがサヨナラタイムリーを放ち、逆転勝ちした。
この試合でドジャースは先発の柳賢振から9投手が登板。最後は5イニング目のマウンドに上がったフォントがサヨナラ打を浴びた。この時点でドジャースの投手陣は先発組しか残っていなかった。ガーニック記者によると、試合後、ロバーツ監督は、延長16回に突入していた場合に野手をマウンドに送り、前田を外野手デビューさせるつもりだったことを明かしたという。
前田も試合後、自身のインスタグラムでこの起用プランを報告。「今日は延長15回で負けました。16回まで同点だったらレフトを守る予定でした。守ってみたかった。。」と綴っている。
この一戦ではDバックスの平野佳寿投手も登板。同点の6回に2番手で登板したが、フォーサイスに勝ち越し弾を被弾。一時は敗戦投手となる可能性もあったが、味方打線が土壇場で追いついたため、初黒星を免れる形となった。
(Full-Count編集部)