中日・松坂大輔、4216日ぶりの復活白星逃す リード許し5回3失点で降板
初回に1点を失い、3回には味方のエラーも絡んで2失点
中日の松坂大輔投手がNPBで4216日ぶりとなる白星を逃した。5日、本拠地ナゴヤドームで行われた巨人戦に先発。1軍公式戦では4209日ぶりの先発登板となった松坂だったが、5回8安打3失点。リードを奪われた状態で降板となり、復活の白星はお預けとなった。
注目の初回。大歓声に包まれながら、まっさらなマウンドに上がった松坂。注目の初球は真っ直ぐで見逃しのストライク。球速は誤計測により95キロと表示された。先頭の立岡は一二塁間へのボテボテのゴロを打たせたが、内野安打に。続く吉川尚への初球に盗塁を決められると、ゲレーロに左前適時打を浴びていきなり1点を失った。
同点とした直後の2回は無失点に切り抜けた右腕だったが、3回に再び失点。先頭の吉川尚の打球は、中前へとポトリと落ちる二塁打となり、坂本の打球も右翼線に落ちるポテンヒットに。ゲレーロへの四球で無死満塁とされた。マギーの遊ゴロ併殺打の間に1点を奪われると、岡本の遊ゴロを京田が痛恨の悪送球。この回2点を失った。
4回には先頭の大城に右前安打を許し、大竹の犠打で二塁へ。立岡は三遊間を破る左前安打。盗塁も決められて1死二、三塁とされたが、吉川尚をチェンジアップで空振り三振。続く坂本を投ゴロに打ち取り、窮地を脱した。5回は1死からマギーに左翼フェンス直撃の二塁打を浴びたが、岡本を三ゴロ、亀井に四球を与えたが、大城を右飛に斬り、無失点に切り抜けた。
5回の先頭打者として打順が回ってきたが、ここで森繁和監督は代打・藤井を告げて、右腕は降板。5回を投げて、不運も重なって被安打8。5つの三振を奪い、3失点(自責は2)だった。5回裏の攻撃で、ビハインドをひっくり返すことは出来ず、松坂の白星はなくなった。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)