大谷翔平の「パワーは本物」 そして投手を「恐れさせた」1本のヒット
開幕後は投打で「感銘的」、果たして1年通しての成績は…
そして、今季の「打者・大谷」の展望について同氏は「オオタニに対する全体的な印象について、自分にとっては葛藤がある。昨日(本拠地開幕戦)はとても優秀な打者に見えた。洗練されていて、アイデア、アプローチ……彼が持っていないものはない。しかし、この(本拠地)デビュー戦の結果をもって、今年のとても限定された打席で打率.310、15本塁打を突然達成できるようになるとは思えない。だが、私の想像以上の成績を残してくれるというワクワク度が増している」と期待度の高まりを認めた。
「ここから数週間、いや数か月はこの男がまだどうなるかはわからない。内角を攻めた場合、彼が対応できるのか。だが、それが可能だと証明した時には、そこから彼への本当の評価が始まる。展望もね」
相手投手の内角攻めを乗り切れるのか、それを待ってから評価したいと元剛腕クローザーは語る。その上で、大谷の圧倒的なパワーについては太鼓判を押した。
「私にとっては彼がどのような成績を残すのか予想するのは、あまりに尚早で難しい。彼が打率.250以上のアベレージを残す選手である必要性はない。打率が.230だとしても、彼のパワーは本物だ。打者としては最悪のスプリングトレーニングだったかもしれない。投手としても調整をしていたのだから。だが、レギュラーシーズンでは投打どちらも素晴らしく感銘的だ。スイッチを入れた。彼はスプリングトレーニングの数字など関係ないと言っているようだ。バン! これが俺なんだと」
並外れた力を持つスラッガーがひしめき合うメジャーで、規格外の大谷のパワーは「本物」と早くも認定されている。
(Full-Count編集部)