ロッテ若き左腕が習得目指す“究極カーブ”とは? 「感覚をモノにしたい」
カーブの出来には納得いかず
あれから2か月弱。成田は田口のカーブに近づいているのか……。話を聞いてみると「低めにはいくんですけど、カウント球としては全然(ストライクが)取れていない」と現状を説明した。
「キャッチャーがいつでも(ストライクが)取れると思ってカーブのサインを出せるように精度を上げていきたいと思います。それには物足りないです」と反省の言葉が並ぶ。
精度を上げるために「自分の感覚をつかまなければ、一歩ずつ前には進まない。ブルペンで投げることから始めたい」と話し、「感覚の問題なのでしっかり投げて、感覚をモノにしたい」と続けた。理想形として「カウント球で簡単にストライクを取って、自分有利な投球ができるように、そういうボールにしたい」と語る。
2軍戦では4月3日の巨人戦でテンポの良い投球で3回を無失点に抑えるなど、ここまで2試合に登板して防御率0.00と結果を残す。田口から教わったカーブを自分のモノにできれば投球の幅が広がり、1軍初勝利、1軍定着も見えてくる。