シーガー兄、節目1000安打に「特別」「73歳までやればイチローに追いつく」
マリナーズ・シーガーが節目の1000安打到達
マリナーズのカイル・シーガー内野手が7日(日本時間8日)の敵地ツインズ戦で節目の1000安打に到達した。998安打で迎えたこの日、1号2ランを含む5打数2安打2打点の活躍でチームの11-4の勝利に貢献。試合後、節目の記録に「とても特別」と振り返りつつ、「73歳くらいまでプレーを続ければイチローに追いつくね」と冗談交じりで話している。地元紙「シアトル・タイムズ」電子版がレポートしている。
「5番・三塁」でスタメン出場したシーガーは2回の第1打席で二ゴロに倒れたが、1点を先制した直後の4回2死一塁の場面で1号2ランを放ち、1000安打に王手。5-3と2点リードの8回無死一、二塁にライトへヒットを放ち、大台に到達した。シーガーの一打で満塁とチャンスを広げたマリナーズはこの回一挙5点を追加。9回にも1点を加えて快勝した。
この試合ではイチローも「8番・左翼」でスタメン出場。3打数2安打1得点と今季2度目のマルチ安打をマークし、7回の守備から途中交代。メジャー通算で3085安打まで記録を伸ばした。
試合後、地元紙は「カイル・シーガーが通算1000安打に到達『誇りに思う』」の見出しで、メジャー8年目で節目の記録にたどり着いた30歳を特集。記事ではメジャー初安打が2011年7月10日(同11日、エンゼルス戦)だったことを紹介し、シーガー自身、「ダン・ヘイレンからだったね。センターへのライナーだったけど、マイク・トラウトがミスをして、僕は三塁まで達したんだ」と振り返っている。
同紙によると、マリナーズの選手として1000安打に到達したのは9人目。これについて本人は「とても特別だね。去年の終わりに目前まで迫っていたのは分かっていた。あれ(この日の2安打目)が1000安打目だとは気がつなかった。とても誇りに思うよ」とコメント。また、メジャー3085安打、日米通算4363安打を放っているチームメイトのイチローに触れ、「このペースで僕が打っていくとすると、73歳くらいまでプレーを続ければ彼に追いつくね。いいペースだと思うよ」と冗談交じりに話したという。
キャリアで打率3割到達はないが、ここ6年連続で20本塁打以上を記録しており、2014年にはオールスターにも出場しているシーガー。今季ここまで打率1割台と低迷しているが、これをきっかけに調子を上げていきたいところだ。
(Full-Count編集部)