ロッテが西武に2連勝、井口監督は8四球選んだ打線評価「いいゲームできた」
失点直後の初回に菅野が逆転三塁打「相手に与えるダメージ大きかった」
ロッテは11日、本拠地での西武戦に6-3で勝利した。井口資仁監督は「勢いのある相手にしっかりといい試合ができたと思います」と大きく頷いた。
試合開始前は風速19メートル、試合中でも15メートルの強風が吹きつける悪条件での試合となったが、先発・二木が「初回で落ちなかった」と決め球フォークを捨てる英断。初回に2点を失ったが、2回以降はカーブ、スライダー、直球で攻め、西武打線を抑えた。指揮官は「二木も足を上げてふらついてバランスを崩す部分もあったけど、その後しっかり修正してゲームを作ってくれた」と笑顔。これで先発投手全員に白星がつき、「本当にしっかりみんな試合を作ってくれている。そういう意味では中継ぎも抑えてくれている」と投手陣の健闘を称えた。
一方、打線は2点を追う初回、2死満塁でルーキー菅野が走者一掃の右翼フェンス直撃の三塁打で逆転に成功。井口監督は「あそこで逆転するのは全然違う。相手に与えるダメージの方が大きかったのでは」と値千金の一打を振り返った。この日チームは8四球を選び、8安打と合わせて16度出塁に成功した。「相手のピッチャーも風で制球が定まらないところを、しっかり四球を取ってくれた。しっかりいいゲームができた」
と高く評価した。
前日に開幕から8連勝中だった西武を止めての2連勝。「明日の試合が非常に大事になる」と、今季初の同一カード3連勝に向け、気を引き締めた。
(Full-Count編集部)