日ハム栗山監督、大谷刺したマーティンの牽制を称賛「うまかったじゃん!」
昨季まで同僚の大谷とマーティンがメジャーで“対決”
日本ハムの栗山英樹監督が、昨季まで在籍した助っ人右腕による牽制を褒め称えた。11日(日本時間12日)に行われたレンジャーズvsエンゼルス戦。8回に出塁した大谷翔平投手が、昨季までチームメートだったクリス・マーティン投手の牽制に刺されるシーンがあった。2人をよく知る栗山監督は12日、ヤフオクドームでのソフトバンク戦前に、マーティンの牽制を称賛した。
4点リードで迎えた8回先頭で第4打席に立った大谷は、左腕ディークマンから四球を選んで出塁。しかし、その直後にレンジャーズ4番手でマウンドに上がった日本ハム時代の同僚マーティンに執拗な牽制にあった。一度はアウト判定がチャレンジでセーフに覆ったものの、直後に再び牽制で刺され、今度はアウトとなった。
これをチェックしていた栗山監督は「マーティン、うまかったじゃん! クイックについては言ってきたけど、鬼の形相で牽制するよね。ホーム(に投げる)よりも速い時あるよね。今は時代として情報があれだけあって、あとは(クイックや牽制は)本人がやるかやらないか。あれだけ走られれば、考えるだろ」と笑顔で語っていた。
来日当初はセットポジションで静止していないと2球連続でボークを取られ、その次の投球では10秒近く静止して“抗議”したこともあるマーティン。日本での経験を経た成長を、アメリカで披露した姿にうれしそうだった。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)