下位で打点稼ぎまくる“恐怖の8番”大谷 敵投手も感服「彼は本当にいいね」
チームトップタイの11打点をマークしている8番・大谷
12日(日本時間13日)の敵地ロイヤルズ戦で試合を決定づける3点三塁打を放ったエンゼルス大谷翔平。7回の満塁の場面で右中間へ貴重な一打を放った。この試合で大谷と3度対戦した相手先発右腕イアン・ケネディが大谷対策について明言を避ける一方、“恐怖の8番打者”の実力を評価している。米メディアが伝えている。
この日、「8番・DH」で2試合連続でスタメン出場した二刀流右腕はケネディに対して第1打席は見逃し三振、第2打席は左飛に倒れ、第3打席は申告敬遠となった。MLB公式サイトによると、大谷にヒットを許さなかった右腕は「我々のプランを明かすつもりはない。しかし、いいボールを投げることができた」とその投球に手応えを口にしたという。
一方、米FOXスポーツ電子版はケネディがエンゼルス打線に脅威を感じていた様子を紹介。右腕は記事の中で「ビデオを見ていると、彼らは大量に得点する。みんな知っているよ。彼らはベテランのラインアップで、アグレッシブだ。でも特定の状況下では確実な選択をしてくる」と話し、「ヒットやパワーで痛手を与えることが出来る選手がラインアップに数多くいる。オオタニは8番打者だ。彼は本当にいいね」と恐怖の8番バッターの実力を認めていたという。
大谷は3点リードの7回2死満塁の第4打席で救援右腕マウアーから右中間へ走者一掃の三塁打を記録。9回の打席では凡退したが、4打数1安打1四球3打点の活躍でチームの5連勝に大きく貢献した。
12日時点で11打点はトラウトと並びチームトップで、リーグでもトップと1差の3位タイ。3本塁打もリーグ5位タイだ。規定打席には到達していないとはいえ、打率.346、長打率.769、OPS1.183と驚異の数字を記録している。
8番で打点を稼ぎまくる打者・大谷。その存在は敵チームからも警戒されている。
(Full-Count編集部)