大谷翔平、第4打席で技あり中前打 スタメン4戦ぶり、今季3度目マルチ安打
第1打席でメジャー初二塁打、スタメン7試合連続安打
エンゼルスの大谷翔平投手が13日(日本時間14日)、敵地ロイヤルズ戦に今季初めて「7番・DH」で出場し、スタメン4試合ぶりのマルチ安打をマークした。2回の第1打席で左翼線への二塁打を放ち、スタメン出場では7試合連続安打。第2、3打席は凡退したが、8回の第4打席で中前打を放った。その後、味方の犠飛で勝ち越しのホームを踏んだ。
この日は打順を1つ上げた二刀流右腕は、0-0で迎えた2回1死走者なしの場面で先発右腕ハメルの92マイル(約148キロ)の直球を捉えた。内角への厳しいボールだったが、打球はレフト線へ。あっという間にセカンドに到達し、メジャー初の二塁打となった。
ここは後続が倒れて得点にはつながらず。エンゼルスは3回にプホルスの通算617本目の本塁打となる2ランで先制。その裏に1点を返され、大谷の第2打席は4回無死一塁の場面で回ってきたが、空振り三振に終わった。2-4と逆転されて迎えた6回1死一塁では、2番手左腕ヒルの前に二ゴロ。しかし、8回に再び快音を響かせた。
3-4と1点を追う場面。この回先頭のコザートがヒットで出塁し、無死一塁で大谷が打席へ。右腕グリムに対して、カウント2-2から変化球をうまく捉え、センター前に運んだ。その後、シモンズは犠打で1死二、三塁に。代打バルブエナのタイムリーで同点に追いついた。さらに、キンズラーの犠飛で大谷が悠々と生還し、逆転に成功した。
ここまで打点は主砲のマイク・トラウトと並んでチームトップタイの「11」を記録している大谷。チームは5連勝中。11勝3敗でア・リーグ西地区首位に立っている。
(Full-Count編集部)