「私はプロ向きじゃなかった」― アマチュアで再出発、25歳が追い求める夢
侍ジャパン女子代表へ4年ぶりの復帰目指す出口彩香
「第8回WBSC女子野球ワールドカップ」(8月22~31日、米国フロリダ)で6連覇を目指す侍ジャパン女子代表の第2回強化合宿が13日、高知県安芸市の安芸市営球場でスタートした。
2月に宮崎で行われた第1回合宿に続き、リーダーに指名されたのは、12年、14年の代表メンバーだった出口彩香内野手(ハナマウイ)。2年間プロで過ごした後にアマチュアに戻り、4年ぶりの代表復帰を目指す25歳が、平均年齢19.9歳と大幅に若返ったチームをけん引している。
今回の合宿では代表候補35人が20人に絞られる。その生き残りをかけたサバイバル合宿に、出口は過去2回とは全く違う心構えで臨んでいる。
「以前は学生だったし、自分のことだけをがむしゃらにやっていました。今は、リーダーとしての立場もあります。(年)下の子が力を発揮できるように」と自ら積極的に高校生や大学生に声をかける。球場ではグラウンド整備や球場内の掃き掃除を率先して行い、ミーティングで質問が出ない時には真っ先に手を上げて、意見が飛び交うような雰囲気作りに気を配る。駒沢学園女子高、尚美学園大でも主将を務めていただけに、そんな姿は様になっている。