大谷翔平は「本物の才能」 米メディアが今季序盤「最大の勝者」と“格付け”
オープン戦の成績で「はいはい、頑張って」から…開幕後は「なんてことだ」に
エンゼルスの大谷翔平投手が投打に圧巻のパフォーマンスを見せ、ア・リーグ週間MVPに選出される快挙を果たした。初めて「7番・DH」で出場した13日(日本時間14日)の敵地ロイヤルズ戦でも、4打数2安打と今季3度目のマルチ安打をマーク。メジャー初の二塁打に加え、決勝のホームを踏む活躍で5-4での逆転勝利に大きく貢献した。米メディアはMLB今季序盤戦の「最大の勝者と敗者」という格付け企画を行い、勝ち組ナンバーワンに二刀流のスーパースターが堂々の選出を果たしている。
「2018年開幕2週間で、MLB最大の勝者と敗者たち」という格付け企画を行ったのは米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・リポート」。勝者の筆頭で登場したのは全米を震撼させる「Shohei Ohtani」だった。
「ショウヘイ・オオタニは日本からベーブ・ルース以来となる初の二刀流選手になることを目的に日本からやってきた。スプリングトレーニングで彼が苦しんだ時、誰もが『はいはい、頑張って』と言っていた。しかし、今や、選べる言葉は『なんてことだ』しかないのだ」
オープン戦では打率.125、防御率27.00と調整に苦しんだ男が投打にわたる大活躍。アメリカで掌返しの状況を生み出していることに特集では言及している。
2戦2勝で18奪三振を記録している「投手・大谷」のファストボールの平均球速は97.2マイル(約156キロ)。これについて「エリート級」と評価し、衝撃の変化を見せる伝家の宝刀については「スプリットフィンガーファストボールは見えない糸に操られているよう」とまで絶賛している。