大谷出場で9勝1敗、下位で“脅威の存在” 指揮官「打線のどこにいてもいい」
今季3度目のマルチ安打で6連勝に貢献「我々はショウヘイをグラウンドに立たせたい」
13日(日本時間14日)の敵地ロイヤルズ戦で4打数2安打1得点と今季3度目のマルチ安打を記録する活躍を見せた大谷翔平投手。5-4での逆転勝ちに大きく貢献した。この日は野手でのスタメン7試合目で初めて打順を1つ上げ、「7番・DH」で先発したが、マイク・ソーシア監督は「打線のどこにいてもいい」と言及。とにかく大谷をグラウンドに立たせることが重要だと語ったという。MLB公式サイトが伝えている。
会心の逆転勝利で6連勝を飾り、12勝3敗の好スタートを切ったエンゼルス。この日も大谷の活躍が光った。2回には右腕ハメルの内角への直球をレフト線に運び、自身メジャー初のツーベースをマーク。さらに、3-4と1点を追う8回には無死一塁で打席に立ち、右腕グリムのカーブをセンター前に運ぶ技ありのヒット。チャンスを広げ、その後、キンズラーの犠飛で決勝のホームを踏んだ。
ここまで野手では8試合に出場。スタメンでは7試合連続安打中で、代打出場の試合も含めて大谷が打席に立った試合は7勝1敗だ。2連勝中の先発登板ゲームも含めれば、大谷出場試合は10試合で9勝1敗。エンゼルスの快進撃に大きく貢献している。
MLB公式サイトによると、ソーシア監督はここまで下位打線で起用している大谷について「打線のどこにいても良い」と信頼。さらに「我々はショウヘイをグラウンドに立たせたい。彼は非常に良くやっているよ。彼を下位で打たせることで、我々の打線は非常に層が厚くなると思う」と話したという。
投手としても、打者としても、エンゼルスに欠かせない戦力となっている大谷。打率は.367と上昇し、OPS(出塁率+長打率)は1.191と驚異の数字を刻んでいる。
(Full-Count編集部)