捕球確率わずか「8%」 Rソックス外野手が「宙返りキャッチ」の超美技
地面スレスレでライナーをキャッチ、18メートルを3.6秒で“走破”
レッドソックスのジャッキー・ブラッドリーJr外野手が14日(日本時間15日)の本拠地オリオールズ戦でスーパーキャッチを見せた。右中間へのライナーを地面スレスレでキャッチ。MLBの解析システム「スタットキャスト」は公式ツイッターでこの動画を投稿し、キャッチ確率「8%」の超美技だったことも紹介した。また、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」では、ヒットを1本損する形となった打者のアダム・ジョーンズが、ブラッドリーJrに敬意を表したことも取り上げている。
レッドソックスが8-2と6点リードで迎えた6回。先頭ジョーンズが右腕ケリーから右中間へ鋭いライナーを放った。すると、負傷交代したベッツに代わり、センターからライトへ回っていたブラッドリーJrが猛然と追いかけてスピードに乗ったままダイブ。まさに地面に落ちようとしていた打球を掴んだ。本拠地がスタンディングオベーションに包まれるスーパーキャッチだった。
「スタットキャスト」によると、ブラッドリーJrは3.6秒で59フィート(約18メートル)を”走破”。キャッチ確率は「8%」と算出され、文句なしの「五つ星キャッチ」と認定された。
一方で、「Cut4」は「ジャッキー・ブラッドリー・ジュニアが宙返りキャッチでアダム・ジョーンズのヒットを強奪、ジョーンズは敬意を表さずにはいられなかった」とのタイトルでこのプレーを取り上げた。
記事では「熟練野手が熟練野手の打球を宙返りで捕球し、難しいプレーを達成したら何が起こるのだろうか」とした上で「6回、ジョーンズは右中間にライナーを放った。恐らく、彼は最低でもシングルヒットにはなると思っただろう。しかし、ブラッドリーが派手に飛び込み素晴らしい捕球を見せた」と、この超美技を紹介。そして、センターの名手でもあるジョーンズのこのプレー直後の表情を動画で見せつつ「ジョーンズはブラッドリーのプレーに敬意を払う他なかった」としている。
まだシーズンが開幕して2週間あまりだが、確率わずか「8%」のスーパーキャッチは、今季を代表する美技の1つとなりそうだ。