女子ソフトボール日本代表入りの長崎、東京五輪も見据え「結果を出せるように」

女子ソフトボール日本代表に選出された長崎望未【写真:荒川祐史】
女子ソフトボール日本代表に選出された長崎望未【写真:荒川祐史】

ベテラン上野は18歳の勝股に“ゲキ”「打たれて学んでほしい」

 8月2日から開催される第16回世界女子ソフトボール選手権大会(千葉)に出場する日本代表17選手が16日、発表された。2020年の東京五輪出場を目指す長崎望未外野手は、まずは世界選手権で「結果を出したい」と宣言。そして、「2年後にピークを持っていけるように」と大舞台に照準を合わせている。

 都内の「東京モード学園」で行われた記者会見では、同学園の生徒たちにメイクをしてもらい、ファッションショー風の新ユニフォーム発表会にも出席した長崎。2大会ぶりの優勝を目指す世界選手権への意気込みを聞かれると、「短期間なので、本当にそこに合わせてしっかり結果が出せるようにやっていきたいと思います」と話した。

 さらに、2020年の東京五輪に向けては「あと2年半なので、そこにしっかり自分が一番高めるところまで持っていって、その舞台に立って活躍できるように、ピークを持っていけるような目標で頑張りたいと思います」と意気込む。しっかりと先を見据え、自身を高めていくつもりだ。

 チームとしても当然、世界選手権制覇が大きな目標になる。宇津木麗華ヘッドコーチは「東京五輪を意識して、2年間どういう風に過ごしていくか。優勝してそれを決めたい」と話す。今回のメンバー選考については「アメリカに対抗できる長打を打てるバッター、左ピッチャーを選んだ。投手では上野だけでなく、勝股も安定感がある。山崎は昨年1年間、トヨタの中で光っていた。山崎がいることでチームの雰囲気が良かった。リーダーシップもある」と説明。新戦力の台頭にも期待している。

 宇津木ヘッドコーチが名前を挙げた18歳の勝股に対しては、ベテランの上野も「どんどん投げる機会を作って経験を積んでほしい。打たれないと成長しない。新人で全日本に選ばれてプレッシャーもあると思うけど、打たれてなんぼ。打たれて学んでほしい」と“ゲキ”を飛ばした。世界との戦いの中でチーム全体が成長し、今後につなげていきたいところだ。

 世界選手権の日本代表メンバーは以下の通りとなっている。

【投手】
上野由岐子
勝股美咲
藤田倭
濱村ゆかり
 
【捕手】
我妻悠香
山内早織
 
【内野手】
渥美万奈
市口侑果
川畑瞳
洲鎌夏子
内藤実穂
山本優
 
【外野手】
河野美里
大工谷真波
長崎望未
山崎早紀
山田恵里

(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)

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