大谷翔平、真価問われる登板 敵地元紙は「Rソックスに多くの恐怖与える」
“宝刀”スプリットはRソックスにも脅威「誰もヒットを放つことができていない」
特筆しているのが、低めへの制球力。「オオタニはゾーン低めに投じる傾向がある。ファストボールでさえもだ」。このように伝えた上で、豪速球を持つ投手であるとも指摘。そして、7回途中まで完全投球を見せた前回登板でメジャーに衝撃を与えた“宝刀“については「2番目に愛用している球はスプリットフィンガーファストボールだ。88マイル(約142キロ)を計測し、鋭い落下を見せる。彼は39球投じており、誰もヒットを放つことができていない」と絶賛している。大谷は日本時代に151キロのフォークを投じたこともあるが、スピードと落差を併せ持つ決め球は、すでにメジャーの打者を戦々恐々とさせているようだ。
また、記事ではスカウトとして日本時代の大谷を6年間追い続けたアラード・ベアード編成担当副社長のコメントも紹介。「オークランド(アスレチックス)戦での登板を見たよ。彼のスプリットフィンガーが常に素晴らしかった。しかし、先日は私が見た中で最高のスプリットフィンガーであるかのような次元に達していた。それほど良かった」と、こちらもスプリットの切れ味に脱帽している。
3連戦初戦の17日には「投手・大谷」と対峙することになるレッドソックスだが、その後は「打者・大谷」とも対戦する可能性がある。同紙は、打者としても「スプリングトレーニングでは酷く思えたが、彼は脅威となった」と警戒。左腕セールが大谷の投打での活躍について「印象的」などと絶賛していたことをあらためて紹介している。
メジャーを席巻する二刀流が強豪相手にどんなピッチングを見せるのか。米国中の注目が集まる一戦になることは間違いない。
(Full-Count編集部)