“竜のモヤさま”昇格即4安打3打点 未経験の一塁手には「ワオ…」と頭抱える
この日1軍に昇格し「4番・一塁」で先発し、大逆転勝利を呼ぶ
“竜のモヤさま”が救世主となった。中日の新外国人スティーブン・モヤ外野手が1軍昇格即初安打初打点を放つなど、なんと4安打3打点の大暴れ。一時試合をひっくり返されて敗色ムードが漂ったチームを、逆転勝利に導いた。試合後は初のお立ち台にも立ち「ファンの皆さんの声援が最高でした! ありがとうございました!」と歓喜の声を上げた。
ウエスタンリーグで打率.377の好成績を残し、米国市民権取得のために渡米したビシエドに代わって1軍昇格したモヤ。いきなり「4番・一塁」でスタメンに名を連ねると、大仕事をやってのけた。
同点で迎えた3回、1死1、二塁で第2打席に入ると、バットを折りながらも右前へ。来日初安打は勝ち越しの適時打となり、初打点のおまけもついた。さらに5回無死一塁で右翼越えの二塁打を放ってチャンスを拡大し、4点目に繋げた。
“モヤさま”の輝きはここからさらに増した。7回、先発の小笠原が崩れて一挙に5失点。2点のリードが、一気に3点のビハインドに変わった。ため息が漏れた本拠地のスタンド。その空気を一変させたのも、このモヤのバットだった。