中日、またモヤ大活躍! 8回決勝弾で連日大暴れ「ファンの声援が最高!」

中日・森繁和監督(左)とタッチを交わすスティーブン・モヤ【写真:荒川祐史】
中日・森繁和監督(左)とタッチを交わすスティーブン・モヤ【写真:荒川祐史】

初回には同点をお膳立てする左前安打を放っており、2安打1打点

 中日のスティーブン・モヤ外野手が、“またモヤ”大活躍だ。21日、本拠地ナゴヤドームで行われた広島戦。昇格即4安打3打点を放った20日の同戦に続き「4番・一塁」で先発出場した助っ人が、中日に勝利をもたらした。

 1点を先制された初回、1死から京田陽太が中前安打を放って出塁。2死一塁で打席に入ったモヤは、1ストライクから広島の先発ジョンソンが投じた2球目のカーブに食らいついた。バットの先で弾き返した打球は、遊撃・田中の頭上をわずかに越えて左前へと落ちるヒットに。前日の4安打に続く5打席連続安打でチャンスを広げると、平田が左翼線へ適時二塁打を放って同点に追いついた。

 第2打席は三ゴロに倒れて連続安打は途切れ、第3打席も投直に終わった。だが、この日最大のドラマは、同点に追いついて迎えた8回にやってきた。2死となって打席に入ったモヤ。2ボール1ストライクからの4球目、広島のセットアッパー・ジャクソンが投じた内角へのスライダーを完璧に捉えた。快音を残した打球は、本拠地の大歓声に包まれ、竜党が陣取る右翼スタンドへと飛び込んだ。

 来日初アーチとなるソロ本塁打は決勝の1発。「とにかく打てるところに来るのを待っていた。打てる球が来たので、しっかりコンタクトすることを心がけたよ。打てて嬉しいね」と、連夜のお立ち台で喜びを爆発させた。「ファンの皆さんの声援は最高です! また球場に来て応援をよろしくお願いします!」。前日の4安打3打点に続き、この日は2安打1本塁打1打点と連日の大活躍。“竜のモヤさま”が、またもやチームの救世主となった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY