シャーザーの圧巻変化球は「本当にえげつない」 カーショーとの“頂上決戦”制す
投げ勝ったシャーザーは「最高の相手と対戦することで自分の力を測ることができる」
外角から内角へ切れ込む驚異の変化に、地元テレビ局の実況は「スライダーで見逃し三振にしました! 彼(ピーダーソン)はあらゆる球に備えていましたが、この球は予期できませんでした」と絶叫。さらに、解説者のF.P.サンタンジェロ氏も「マック・シャーザーに敬礼したいよ。えげつないスライダーだった」と脱帽した。MLB公式サイトでは、この1球はカーブと判定されている。このピンチを無失点で切り抜けたことで、シャーザーはリズムに乗った。
MLB公式ツイッターも、この1球を動画で紹介。すると、コメント欄にはファンから「なんてこった」「唯一カーショーに比肩する選手。シャーザーに深い敬意を」「ヤバいくらい最高」「マックス!」「本当にえげつない」などと絶賛の声が集まった。
今季もサイ・ヤング賞の最有力候補と見られている2人。ここまではシャーザーが4勝1敗、防御率1.36と圧巻の成績であるのに対して、カーショーは援護にも恵まれず1勝3敗、防御率2.45となっている。MLB公式サイトによると、直接対決を制したシャーザーは「最低の相手では自分の力を測ることはできない。最高の相手と対戦することで自分の力を測ることができる」と話したという。開幕1か月の段階では、昨季のサイ・ヤング賞右腕がリードを奪っている。