ダルビッシュ、また“魔の5回”にKOで防御率6.86 5失点で初勝利ならず2敗目
今季初勝利&日米通算150勝はお預け、5回途中KOは今季3度目
カブスのダルビッシュ有投手は21日(日本時間22日)、敵地ロッキーズ戦に登板し、5回途中5安打4四球5失点4奪三振の乱調で2敗目を喫した。4回まで1安打の好投も、2点リードの5回に3四球を与えるなど突如崩れて5失点でKOされ、またも今季初勝利はならず。日米通算150勝目もお預けとなった。カブスは2-5で敗れた。
カブスは初回にコントレラスの2点タイムリーで先制。ダルビッシュも初回から2イニング連続の3者凡退と好スタートを切った。3回は1死からウォルターズに四球を与え、ピッチャーのアンダーソンの犠打で2死二塁のピンチを背負ったが、ラメーヒューのセンターへの大飛球をアルモーラJrが背走して好捕。味方の美技に助けられ、無失点で切り抜けた。
4回は2死からアレナドにカットボールを右前打とされ、初ヒットを許したものの、ストーリーは見逃し三振で3アウト。ここまで1安打と好投を続ける。
しかし、5回にまたしても崩れた。1死からトークマンに四球。ウォルターズは中飛も、続くピッチャーのアンダーソンには初球から3球連続ボールとストライクが入らず、3ボール1ストライクからの5球目も外れて四球を与える。これで2死一、二塁となり、ラメーヒューには左中間への適時二塁打を打たれて1点差に。続くパーラにはセンター前への逆転2点タイムリーを浴びた。
さらに、ブラックモンの打席で二盗を許すと、フルカウントからこのイニング3つ目の四球で2死一、二塁と再びピンチ。主砲アレナドにはレフト前にタイムリーを浴び、ストーリーにもレフト線への適時二塁打を打たれて5失点。ここで無念の降板となった。
ダルビッシュはシーズン初登板の3月31日(同1日)マーリンズ戦で3点リードの5回に3失点を喫し降板。前回登板の13日(同14日)ブレーブス戦も同点の5回に不可解な判定のボークから崩れ、4失点でKOされた。そして、今回も“魔の5回”を乗り切れなかった。
カブスはそのまま敗れ、ダルビッシュは2敗目。この日は94球を投げてストライクは59球。防御率は試合前の6.00からさらに悪化し、6.86となった。
(Full-Count編集部)