バムガーナーは大谷に嫉妬!? 米メディアが指摘「絶対認めないだろうが…」

エンゼルスの大谷翔平とジャイアンツのマディソン・バムガーナー【写真:Getty Images】
エンゼルスの大谷翔平とジャイアンツのマディソン・バムガーナー【写真:Getty Images】

通算17本塁打、54打点の強打の左腕、二刀流は「うまくいくと思わなかった」

 デビュー以来、二刀流として米球界にセンセーションを巻き起こしているエンゼルス大谷翔平選手。ポスティングシステム(入札制度)を経て海を渡る前に、「強打の投手」という触れ込みでよく引き合いに出されていたのが、メジャー通算17本塁打を誇るジャイアンツのエース左腕マディソン・バムガーナーだった。今季メジャー10年目、通算104勝を誇る左腕は、二刀流に挑戦する大谷について活躍を認めながらも「今後長期間見ていかないといけない」と慎重な姿勢を崩さなかったという。米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が伝えている。

 メジャーで強打の投手と言えば、真っ先に名前が挙がるのがバムガーナーだ。昨季は怪我の影響もあり、不本意な成績に終わったが、2011年から6年連続で13勝以上をマーク。打席でも2014年から4年連続で3本塁打5打点以上を記録している。ここまでメジャー9年で、投げては104勝76敗、防御率3.01、打っては通算打率.185も17本塁打、54打点でシルバースラッガー賞も2度受賞している。

 記事によれば、過去40年のレギュラーシーズン中に、ア・リーグ本拠球場で「DH放棄」が起きたのは1度だけで、2016年6月30日にアスレチックス本拠地で行われたジャイアンツ戦でのことだった。そして、この時「9番・投手」でスタメンに名を連ねたのがバムガーナーだった(記録は4打数1安打で二塁打1本)。

 米球界が大谷の話題で持ちきりとなる以前から、投打でチームに貢献してきた左腕は大谷について「彼を見るのは楽しいよ、間違いない。ここからどういう道をたどろうとも、多くの人を刮目させた。もしテレビの近くを通りかかって彼が打席かマウンドに立っていたら、思わず足を止めてしまうだろうね。特に今は」と話したという。だが、記事では「絶対に認めないだろうが、バムガーナーは少しだけ嫉妬しているかもしれない」と指摘。大谷に刺激を受けて二刀流挑戦に心が傾いたか聞かれると、バムガーナーは「別に変わりはしないけど」と気に掛けない素振りを見せたという。

 実際のところ、バムガーナーは二刀流の成功に慎重な姿勢を貫いているようだ。かつて投手としても打者としても出場する手立てはないか考えたことはあるというが、実現までは至らなかったという。「うまくいくとは思わなかったし、今後うまくいくかも分からない。誰にも分からないよ。今後長期間にわたってどうなるか見ていかないといけない」と、開幕から約1か月という短期で結論を導き出すのではなく、長期にわたって見定めなければならないことだと指摘。一方で、ここまでの大谷について「彼が周囲の期待値以上に、よい滑り出しを決めたのは間違いないね」と称えている。

 果たして、バムガーナーは記事が指摘する通り、二刀流に挑戦する大谷に少し嫉妬しているのか、あるいは自らの経験を踏まえて慎重論を唱えるのか。その真相はバムガーナーのみぞ知る、かもしれない。

(Full-Count編集部)

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