イチロー、5戦ぶりスタメンで4打席出塁 今季3度目マルチで通算3089安打
外野手エレディアがマイナー降格の中で2安打2四球、マリナーズは敗戦
マリナーズのイチロー外野手は22日(日本時間23日)、敵地レンジャーズ戦に「6番・右翼」で先発出場し、3打数2安打2四球。4打席で出塁する活躍を見せたが、9回の好機では空振り三振に倒れた。それでも、内野安打2本で今季3度目のマルチ安打をマーク。マリナーズが同じ外野手のエレディアのマイナー降格を決めた中、今季はなかなか対戦機会がなかった左腕相手に結果を残した。マリナーズは4-7で敗れた。
17日(同28日)の本拠地アストロズ戦以来、5試合ぶりのスタメン出場となったイチロー。今季初の6番&ライトに入り、相手先発の左腕ペレスと対峙。途中出場を含めても4試合ぶりの出場となった一戦で存在感を見せた。
まずは0-0で迎えた2回無死一、二塁の場面で一塁内野安打。無死満塁とチャンスを広げたが、ここは後続が倒れて得点にはつながらない。さらに、1点を追う4回1死走者なしの場面では遊撃手が弾いて二塁手が捕球する内野安打をマーク。2打席連続ヒットとしたが、ここも得点にはつながらなかった。
イチローはさらに、3回先頭で迎えた6回先頭ではペレスから四球。1点差に迫った7回1死一、二塁でも中継ぎ左腕ディークマンからストレートの四球を選んだが、どちらも後続が倒れた。8回に2点を追加され、3点差となって迎えた9回には5打席目が回ったが、ここは1死二、三塁の好機で右腕ケラの前に空振り三振に倒れた。
それでも、マリナーズがこの日、打率.310をマークしていた右打者のエレディアをマイナーに降格させるという決断を下した中で4打席出塁という結果を残した。
イチローは今季、左腕相手にわずかに4打席しか立っていなかったが、これで6打数4安打2四球に。メジャー通算では歴代21位の3089安打として、同20位のデーブ・ウィンフィールド(3110安打)まで21本。今季打率は.250となった。