ジャイアンツのベルト1打席21球のメジャー新記録 「屈するつもりはなかった」
フルカウントから11球ファウルで粘り21球目で右飛
ジャイアンツのブランドン・ベルト内野手が22日(日本時間23日)のエンゼルス戦で1打席21球のメジャー新記録を達成した。結果は右飛に終わったが「屈するつもりはなかったよ」と、エンゼルスの先発投手ジェイミー・バリアとの“死闘”を振り返った。
手に汗握る“死闘”は初回に訪れた。無死一塁で迎えた第1打席でベルトはフルカウントから11球連続でファウルで粘り、21球目でようやくフェアゾーンに打球を飛ばした。驚異的な粘りも実らず右飛に倒れたが「こういった状況は好きじゃないし、他の打者がこういう局面を迎えるのですら我慢できないんだけど(笑)、屈するつもりはなかったよ」とコメントを残した。
自身はフルカウントから粘りに粘ったが、エンゼルスの先発バリアも根負けせずにストライクを投げ続けた。両者の高い技術力があったからこそ生まれたメジャー新記録に「どちらも凄く難しいことだね。戸惑いもあったし、とても難しい打席だったけど、良い結果を出す事を考えていたよ」と振り返った。
これまでの記録は1998年6月26日のインディアンスのバートロ・コロン投手がアストロズのリッキー・グティエレスに投じた20球が最多だった。