広島、衣笠氏の追悼試合で逆転勝ち 緒方監督「偉大な先輩の遺志を受け継いで」
衣笠氏の訃報後、チームは4連勝と負けなし
広島は28日、マツダスタジアムで行われた阪神戦に7-5で勝利した。23日に死去したチームOBの衣笠祥雄氏の追悼試合として監督、コーチ、選手全員が喪章を着用しての試合で、ビハインドを跳ね返す逆転勝ちとなった。
先発のジョンソンが、初回にリクエストで判定が覆る影響もあり2失点。鈴木の満塁弾などで逆転後、再度同点に追いつかれたが、菊池、鈴木の勝ち越し打で勝敗が決まった。緒方監督は「今日も打線。3回と6回にしっかりチャンスをものにしてくれた。それから中継ぎ陣がしっかり抑えて、ウチらしい試合ができた。ナイスゲームです」と、4連勝に満足そうな表情を見せた。
今季初本塁打が満塁弾となった鈴木に関しては「最高の結果だったね。本人も最高です、と言ってたから、最高だろうね」と、お立ち台での常套句を引き合いに出して周囲を笑わせた。
5回の守備で負傷交代した丸については「検査の結果待ち」としたが、「もし出られなくなるようなことがあっても、チーム全体でカバーしながらやっていくだけ」と、アクシデントにも動じることはなかった。
衣笠氏の訃報の後、チームは4連勝と負けていない。緒方監督は「偉大な先輩の遺志を受け継いで、これからも戦っていきたい」と、まだまだ先は長いシーズンに向けて意気込みを示した。