アリエッタが自ら“真実”明かす ダル正式契約の前夜にカブスのオファー固辞
フィリーズで上々のスタート、ダルビッシュを称賛「圧倒的な活躍を見せるんじゃないか」
アリエッタにとっては、古巣がダルビッシュと電撃契約に至ったことはショックだったという。カブス以外のオファーがこの時点でなかったからだ。
「セオが電話してきて、翌日に彼はダルビッシュと契約した。また振り出しに戻ってしまったんだ。キツかったよ。マジかよ。これで戻る場所が確実になくなってしまったんだ、という感じだった」
昨オフの移籍市場は例年にないほどに冷え込んだ。アリエッタ、ダルビッシュらマーケットの目玉の新天地ですら決まらず。当初、ロイヤルズのクオリファイングオファーを断ったマイク・ムスタカス内野手が、それよりも1190万ドル(約13億円)も低い550万ドル(約6億円)で古巣と再契約するという異常なケースもあった。
「2月になぜ自分が?と思うこともあった。なぜ今年に起きてしまうんだと。でも、自分よりも酷い目に遭った選手はたくさんいたんだよ」
2017年オフにFAとなったMLBプレイヤーが抱えた苦悩について、アリエッタはこう代弁している。そして、自らがオファーを断った翌日にカブスのユニフォームに袖を通すことが決まったダルビッシュの今年のピッチングは見ていないという。
「彼は5試合から10試合ぐらいまで連続で圧倒的な活躍を見せるんじゃないかな。それぐらいのボールを持っているんだ」
実際には、ダルビッシュはここまで0勝3敗、防御率6.00と苦戦。2日(同3日)の本拠地ロッキーズ戦で4回1/3を投げて6失点(自責5)でKOされ、本拠地のファンからブーイングも浴びたが、アリエッタは記事の中で日本人右腕のポテンシャルを高く評価していた。
(Full-Count編集部)