前日サヨナラ打のヤクルト荒木、今度は代打満塁弾 「自分でもビックリ」
3日の中日戦では延長10回に代打でサヨナラ適時打
ヤクルトの荒木貴裕内野手が、代打で連日の活躍を見せた。4日、本拠地・神宮球場での広島戦。前日の中日戦で延長10回サヨナラ打を放っていた荒木が、今度は代打満塁本塁打を放った。
8回、西浦の押し出し四球で4-0とし、なおも8回2死満塁の大チャンス。ここで小川淳司監督は、田代の代打に荒木を送った。4点のリードがあれば、この日ブキャナンの出来から完封は確実だと思われたが、チームの流れを指揮官は意識したのだろう。その思いに荒木も見事応えた。
広島3番手の中田が投じた初球のスライダーを完璧に捉えた。打球は左翼ポール際への2号グランドスラム。試合後は2日連続でお立ち台に上がり「チャンスだったので、初球から振った。自分でもビックリ。感触がよくて、入ると思った。一気にはいけない。まだまだ負けが多いが、一つずつ勝っていきたい」と語っていた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)