イチロー&大谷、ほのぼの“鬼ごっこ“が米でも話題「笑顔を見て」「かわいい」
5日の試合前にグラウンドで“共演”、大谷が挨拶に行くもイチローが“逃走”し…
4日(日本時間5日)からシアトルのセーフコ・フィールドで今季初めてマリナーズ-エンゼルスの3連戦が行われている。イチロー外野手が直前にマリナーズの会長付特別補佐に就任したため、注目が集まっていた大谷翔平投手との初対決は実現せず。それでも、4日の試合前にはグラウンドで“初共演“が実現した。2人が見せた“鬼ごっこ“の映像をMLB公式ツイッターが紹介すると、地元ファンからは「この動画大好き」などと喜びの声が上がっている。
レジェンドから二刀流への愛情表現だった。3連戦初戦の4日。試合前のグラウンドでチームメートと談笑するイチローを見つけると、大谷が挨拶しようと駆け寄った。しかし、背を向けていた背番号51は、21歳年下の後輩が近づいたところ突然、“逃走“。大谷が追いかけると、イチローはすぐに振り返って、ともに満面の笑みでがっちり握手した。
日本でも話題となった2人の“鬼ごっこ”。試合後、「イチロー流サイレントトリートメントか?」と聞かれた本人は「(正面にいた)ディー(ゴードン)のサングラスに(大谷の姿が)映ってたんですよ」と振り返ったが、見るものも思わず微笑んでしまう、ほのぼのとしたシーンとなった。
そして、米国でもこのやり取りが大きな話題となった。MLBの公式動画コーナー「Cut4」は「ジョークだと種明かしはしたが、イチローがショウヘイ・オオタニから猛スピードで走り去る」とのタイトルで特集。「歳を重ねてから友達をつくるのはなかなか難しい。どこで出逢えばいいんだ? どうつながればいいんだ? そして、もしあなたのことを好きじゃなかったとしたら?」と冗談交じりに言及した。
動画を紹介しつつ、この場面について説明。その上で「幸いにも、悪気のない冗談であった。このイチローの笑顔を見てください!」と44歳のレジェンドの“歓迎”ぶりを伝えている。
また、MLB公式ツイッターも「友人間のフレンドリーなからかい」と動画を投稿。すると、ファンからは「日本のレジェンドたち」「バトンは引き継がれた」「イチローは冗談が好き」「この動画好き」「いつかこれが大金の価値を持つだろう」「かわいい」などと喜びの声が上がった。この先も、グラウンド上での2人の“共演“には大きな注目が集まりそうだ。