大谷翔平、好投3勝目 カーブで41キロ落差「その方が抑えられると思った」
7回途中2失点の好投、投打でチームを勝ち越しに導き「よかったです」
エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地でのマリナーズ戦で6回0/3を6安打2失点6奪三振と好投した。チームを8-2の快勝に導き、今季3勝目(1敗)をマーク。憧れのイチローが見守る中、12日ぶりの先発登板で最速160キロをマークし、2010年のサイ・ヤング賞右腕フェリックス・ヘルナンデスに投げ勝った。試合後には「まずは勝てて、カード勝ち越しできてよかったなと思ってます」と喜んだ。
ベテラン捕手のリベラと開幕後初めてコンビを組み、カーブを有効に使って好投した大谷。4回に最速99.5マイル(約160キロ)をマークしたが、最も遅いカーブは74.2マイル(約119キロ)と41キロ差の緩急をつけ、スライダーも効果的に決まるなど、6回までは危なげない投球を見せた。
7回に突如制球が乱れ、ヒーリーにはスライダーをレフトに運ばれて2ランを被弾。続くズニーノにストレートの四球を与えて降板となったものの、しっかりゲームを作った。
試合後、大谷はカーブを多く使ったことについて「その方が抑えられると思ったので」とした上で「今日に関してはカーブをしっかり使っていくというのは相手の映像であったりとか反応であったりとか、マウンドに行く前に決めていた」と話した。
エンゼルスは、大谷が打者として出場した初戦、投手として出場した第3戦で勝利し、同地区の宿敵マリナーズに2勝1敗と勝ち越し。投打両面でチームに与える影響は大きい。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)