広島、石原1000安打に花添える快勝! 新井復帰に指揮官「打線が活気付いた」
5本塁打を含む13安打14得点とカープ打線が爆発
広島は11日、マツダスタジアムで行われた阪神戦に14-1で快勝した。新井が今季初スタメンとなった打線が5本塁打を含む13安打14得点と爆発し、投げては先発のジョンソンが7回まで被安打3で、失点は本塁打による1点のみの好投で阪神を圧倒した。
緒方監督は「新井が戻ってきて、打線が活気付いた。最近、あまり点が取れていなかったからね」と、ふくらはぎ痛で出遅れた20年目のベテランの復帰を勝因に挙げた。
菊池とバティスタが1回と7回に2者連続本塁打を記録し、スタメンマスクの石原が本塁打を含む3安打で通算1000安打も達成と、お祭り騒ぎのような試合となった。「能見は前回、良かったけど、最高の結果を出してくれた。イメージを持って、ひと振りでしっかり捉えた」と指揮官は2本塁打、2四球と5打席中4打席で出塁した菊池を称賛。
今季初の猛打賞でチームの捕手として初の1000本安打を記録した石原に対しては「打線の流れに乗せてもらった感じはあったが、練習でも問題なくいいスイングをしていた。節目の一本が出たけど、これからもピッチャーを引っ張って、打席でもヒットを重ねていって欲しい」と、ベテランのさらなる活躍を期待した。
7回まで散発の4安打、3者凡退が4イニングと完璧に近い投球を見せたジョンソンに関しても「今日は良かったよ。低めにいってゴロを打たせていた。こういう投球を続けて欲しい」と満足そうな表情を見せ、7回93球で降板させた理由に関しては「次のことを考えて」と余裕も見せた。
新井は4打席で1安打1打点、7回の守備からベンチに下がったが、チームの精神的支柱となるベテランの復帰は、間違いなくチームを活性化させる原動力となった。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)