バンデンハーク、痛恨の満塁被弾に「投げるべき球を投げ切れなかった」

3回以降は無失点「切り替えて、チームが勝つチャンスを」

　12日に本拠地で行われた日本ハム戦で、ソフトバンクのバンデンハーク投手が6回5失点で3敗目を喫した。2回には中島卓也にキャリア2本目にして初の満塁本塁打を打たれたが、その他の5イニングは無失点。だが、2回の5点が響いてチームは3-5で敗れた。

　初回は上々の立ち上がりだったが、2回に先頭の中田翔に四球を与えてから一挙に崩れた。清宮幸太郎こそ三振に切ったものの、石井一成にタイムリー二塁打を許して1点を失うと、そこから死球とヒットで満塁とされ、中島卓に高めのスライダーをライトスタンドまで運ばれた。

「自分が投げるべき球を投げるべきところに投げ切れなかった。ヒットも打たれたし四球も出すなど、ミステイクが何度もあった」と、2回の荒れたピッチングを振り返った。

　それでも3回以降は粘りの投球を見せ、6回までスコアボードにゼロを並べた。「5点は取られてしまったが、気持ちを切り替えてチームに勝つチャンスがあるようにと思って投げた」とバンデンハーク。3回以降に見せたピッチングを、次回の登板に生かしていくしかない。

（藤浦一都 / Kazuto Fujiura）