メジャー屈指左腕の15K奪三振ショーにファン唖然「打てる人がいるのか?」
左腕セールがブルージェイズ打線を滅多斬り
レッドソックス左腕クリス・セール投手が見せた“奪三振ショー”が大きな話題を呼んでいる。11日(日本時間12日)敵地ブルージェイズ戦に先発した左腕は、9回を投げて6安打3失点。その間に奪った三振数は、なんと「15」にも上った。球団公式インスタグラムが、4回にアルフォードを仕留めた切れ味鋭いスライダーの映像を紹介すると、ファンから「ビースト」「打てる人がいるのか?」など称賛と驚愕のコメントが次々寄せられた。
昨季は驚異の308奪三振でタイトル王となったセール。その勢いは今季も止まらなかった。この日まで8試合に先発して63奪三振。だが、今季9試合目となったこの日は、エンジンがさらなる唸りを上げた。
初回、先頭から2連打で1点を失った直後、3番のソラルテを空振り三振に仕留めたのが始まりだった。3回こそ三振ゼロの3者凡退だったが、4回先頭のモラレスを空振り三振とすると、そこから6者連続三振。6回以降も毎回三振を記録し、9回を投げ終えて3-3の同点で降板した時には、なんと15奪三振に達していた。
セールと言えば、サイドに近いスリークォーターから投げ込まれる“剃刀”スライダーが武器。球団公式インスタグラムでは、それを象徴する4回1死からアルフォードを空振り三振に斬ったスライダーの映像を「えげつない。全くもってえげつない」と紹介した。
バットを全くかすりもしない空振り三振で、体勢を崩されたアルフォードはホームベース上で体を半回転させたほど。右打者の内角に突き刺さるように決まったスライダーに、ファンから驚きと称賛の声が相次いだ。
「球界最高のスライダー」
「セールのスライダーは見事だ」
「素晴らしい!!!!」
「これ以上のスライダーがあるのか?」
「最高」
「これはフェアじゃない」
「ビースト」
「打てる人がいるのか?」
「彼は人間ではない」
「この男は違法だ」
9試合を投げ終えて、今季はすでに78奪三振を記録したセール。このペースで積み重ねれば、32試合に先発すれば277奪三振に達する計算になる。2シーズン連続で300奪三振に到達の偉業を達成するのか、今後も目が離せない。