ソフトバンク千賀が楽天戦に先発 「毎年やられている」杜の都での雪辱誓う
好投続く若手先発陣には「刺激し合っていきたい」
ソフトバンクの千賀滉大が15日の楽天戦に先発する。仙台への移動を前にヤフオクドームで練習を行った千賀は、苦手とする仙台での雪辱を誓った。
前回の楽天戦は4月6日の仙台。雨の中での投球で3回2/3で6失点して今季初黒星を喫している。昨年のシーズン初黒星も仙台での楽天戦だった。千賀は「毎年、楽天のスタートでやられている。意識はしてないが、身体がそう(苦手だと)思うのかな」と苦笑。「でも、そういうこと言ってる場合じゃない。(今季)2回目ですしね。しっかりと強い気持ちをもって投げたいです」と前回登板のリベンジを誓う。
楽天は最下位に沈んでいるとはいえ、中止をはさんで4連勝中。不振だったペゲーロがここ3試合で3本塁打と復調してきている。「(ペゲーロは)いいのが基本。普通に戻っただけでしょう」と警戒する。
千賀が先週の西武戦で好投を見せた後、石川柊太も後に続き、13日には武田翔太が2試合連続の完封勝利を挙げた。「(東浜)ナオさんを含めて若いピッチャーがいい成績を残していけば、相乗効果でもっと良くなる。刺激し合っていきたいですね」と千賀。
倉野信次投手統括コーチも「コンディションはいい。フォークボールが課題だったがフォームを修正して本来の落ちが戻ってきた。千賀が100%の力を出せば相手は関係ない。100%の力を出せる準備をするだけ」と大きな信頼を寄せる。その信頼に応えるためにも、杜の都で前回の雪辱を果たしたい。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)