大谷から3奪三振も…バーランダーが明かした“敬意”と「とんでもない」能力
「自分が年老いた時、『僕の2500奪三振目は、あいつから奪ったんだよ』と言える」
「あれは対戦相手の誰にでもすることではないね。彼のハンド・アイ・コーディネーションはとんでもない。コンタクトすることに彼は優れているようだし、彼に何球か厳しいボールも投げたけど、それをファウルにしていたね」
手の動作と視覚の連動性を意味する「ハンド・アイ・コーディネーション」。米国の専門家やメディアがイチロー外野手(マリナーズ)を称賛する際にもしばしば使う言葉を用いて、バーランダーは「打者・大谷」の能力の高さを称え、手強い相手であったことを認めたという。
そして、2500個目の三振を奪ったことについては、記事の中で「彼が怪我をしないことを祈っているよ。あの奪三振は、いつか過去を振り返る時、いつか自分が年老いて最期を迎えた時、『僕の2500奪三振目は、あいつから奪ったんだよ』と言えるだろうね」と言及。2011年にMVPとサイ・ヤング賞を同時受賞し、今もなおメジャー屈指の右腕として活躍する35歳のベテランが、二刀流で新たな道を切り拓く23歳に大きな敬意を抱いていることが伝わってくる。
大谷は試合後に「これを自分にどうプラスにしていくかによって次の対戦の結果がだいぶ違ってくると思う。そこ次第かなと。勿論、素晴らしい投手なのでなかなか打ち崩すのは難しいと思うのですが、手強いなというよりは、そこをクリアしていくことによって自分のレベルだったり、チームのレベルが上がっていくのかなと思います。そこをクリアしていく楽しみ、技術を含めて。そこの方が今後の自分にとって大事なのかなと思います」とも語った。次回の対戦も大注目となることは間違いない。
(Full-Count編集部)