元Gマイコラス米初完封で無傷6勝目 ロイヤルズ相手に4安打9Kの快投劇
4回3つ目のアウトから打者15人を連続凡退
元巨人で今季からカージナルスでプレーするマイルズ・マイコラス投手が21日(日本時間22日)、本拠地で行われたロイヤルズとの交流戦でメジャー初完封勝利を飾った。9回を投げて4安打9奪三振1四球無失点の快投で無傷の6勝目。防御率は2.24まで向上した。チームは6-0で2連勝となった。
無敗伝説はこの日も続いた。今季9度目の先発マウンドに上がったマイコラスは、初回2死からムスタカスとペレスに連打されるが、メリフィールドを空振り三振とし、無失点でしのぐ。2回は3者凡退とするも、3回に先頭で迎えたロイヤルズ先発ケネディに右翼、続くジェイに左翼へ連打され、無死一、二塁のピンチ。だが、ここでも落ち着いた投球でソレアは三ゴロ併殺に仕留めると、最後はムスタカスを中飛に打ち取った。
マイコラスの力投に打線が呼応。3回にオニールの3号3点弾などで4点先制に成功する。4回は1死からメリフィールドに死球を当てるもドージャーを併殺。ここから9回2死まで打者15人を連続凡退とロイヤルズ打線を寄せ付けず。9回2死からムスタカスに四球を与えたが、ペレスを右飛に仕留めて見事109球(77ストライク)で完封を達成した。
2015年から巨人で3シーズンを過ごしたマイコラスは、昨オフにカージナルスと2年契約を結んで4年ぶりにメジャー復帰を果たしていた。メジャーでは自身初となる完封勝利に、本拠地ファンからスタンディングオベーションが送られた。