元Gマイコラスがメジャー初完封 快投6勝目に「成功への足掛かりになる」
ロイヤルズを相手に4安打9奪三振1四球で無傷の6勝目
元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が21日(日本時間22日)、本拠地ロイヤルズ戦でメジャー初完封勝利を飾った。9回を投げて4安打9奪三振1四球無失点で無傷の6勝目。試合後は地元ファンからスタンディングオベーションを浴びながら、地元テレビ局のヒーローインタービューに応じ、「今日の投球は本当に大きな意味を持っている」と笑顔を見せた。
交流戦でもマイコラスの勢いは止まらなかった。初回と3回に走者を得点圏まで進めたが無失点で切り抜けると、3回の攻撃で味方打線が4点を先制。すると、右腕は4回3つ目のアウトから打者15人を連続凡退と圧巻のピッチングでロイヤルズ打線を封じた。
「カウントで有利に立ちたかった。できる限り長いイニングを投げたかったから」とストライク先行の投球で攻めた。力強い速球に話が及ぶと「制球が非常にいい感覚があったんだ。おそらく内外角に投げ分けられたのが、今日うまくいった要因だろう」と振り返った。
相手先発のケネディに安打を許し、無死一、二塁とした3回は「少しイライラしていた」と明かす。だが、4点援護を受けると、そこからは一歩も譲らずに完封。「今日の投球は本当に大きな意味を持っている。初完封だからね。成功への足掛かりになる。この調子を続けて、チームが勝利できるように手助けしていきたい」と意気込んだ。
マイコラスは、巨人で過ごした3シーズンでは、2015年に2度完封勝利を挙げている。チームはこれで2連勝。混戦模様のナ・リーグ中地区で2位をキープした。3年ぶりの地区優勝に向け、マイコラスは欠かせない存在となってきた。
(Full-Count編集部)