「信頼のおけるキャッチャー」 ロッテ・ボルシンガー、女房役・田村と相思相愛

ロッテ・ボルシンガー【写真:荒川祐史】
ロッテ・ボルシンガー【写真:荒川祐史】

チームトップの4勝、安定感の秘密は田村の細かい気配りと危機管理能力

「全ての打者を知っていますから、田村のことを信頼しています」。今季から千葉ロッテでプレーする新外国人投手・ボルシンガーは、バッテリーを組む捕手の田村龍弘に対し感謝の言葉を口にする。

 ここまで日本で登板した6試合全てで田村とバッテリーを組み、チームトップの4勝(1敗)、防御率1.96の好成績。「配球についてもいろいろ話し合いながら、同じ考えで(自分の)心を読んでくれます。いい関係というか、話をしっかりしてゲームに臨んでいます」と登板前はバッテリー間でコミュニケーションを密に取ってマウンドに上がる。

 試合中も場面や状況を見て田村が間をあけることがあるという。「(田村は)ここでプレートを外してとかジェスチャーをくれます」女房役の気配り、危機管理能力が好投につながっていると言えそうだ。

 5月4日の北海道日本ハム戦から自身3連勝中。4日の日本ハム戦は6回6安打1四球3失点、12日の西武戦は6回5安打5四球1失点。19日のソフトバンク戦では来日最長の7イニングを投げ、4安打1四球無失点に抑えて4勝目を手にした。登板するたびに安定感が増しているのは間違いない。

「信頼のおけるキャッチャーです」という“恋女房”田村とともに、チームに1つでも多く勝ち星をもたらしていく。

【動画】19日のSB戦で来日最長の7イニングを投げ、4勝目を記録したボルシンガー

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