ホークス川瀬がプロ初安打、記念球は「両親に」 代打出され「精進するだけ」
前日無安打も2試合連続スタメン「監督やコーチの方々に感謝しかない」
ソフトバンクの川瀬晃が24日の西武戦でうれしいプロ初安打を放った。2回裏、甲斐拓也のタイムリーの直後に打席に入ると、ウルフが投じた2球目をセンター前へと運んだ。
23日にプロ初出場を果たしながらも4打数ノーヒット。それでも首脳陣は2日続けてスタメンで起用した。「そこは監督やコーチの方々に感謝しかないので1打席目から思い切りいこうと決めていました」と川瀬。「打った瞬間に抜けるとわかったので、気持ちよく一塁に行けました」と記念の一打を振り返った。
記念のボールは「両親に。次に会う機会に渡します」という。あいにく家族はこの試合を現地で観戦できなかったが「ラインに『おめでとう』と入っていて、僕が打った動画も貼られていました」と笑顔。6回の第3打席ではグラシアルが代打に送られてベンチに下がったが「当然だと思います。左ピッチャーでしたし。また精進していくだけだと思います」と清々しく語った。
「今日も周りのみなさんが『ファームでやってきたことを変える必要はない』『思い切りやれ』と言ってくださったので、リラックスして打席に入れました」と感謝を忘れることはない。この日、川瀬は本当のプロとしての道を、また一歩踏み出した。