大谷、打率3割切りも泰然自若「目先の1安打も大事だと思うんですけど…」
28日には田中と対戦「いい打席を1打席でも多くできるように」
26日(日本時間27日)敵地ヤンキース戦に「5番・DH」でスタメン出場したエンゼルスの大谷翔平投手。この日は安打性の当たりを守備シフトに阻まれる不運も重なり4打数無安打1四球に終わり、メジャー移籍後初の2戦連続無安打となった。打率は3割を下回る.297となったが、23歳二刀流は「目先の1安打も大事だと思うんですけど、継続して取り組むことは続けたい」と、姿勢をぶらすことはなかった。
トラウトの5安打など打線が爆発し、この日は打席に5回立った。第1打席は空振り三振、第2打席は押し出し四球、第3打席は空振り三振。6回無死一、三塁の第4打席は強い打球を二遊間に飛ばしたが、守備シフトで二塁ベース右に控えていた遊撃グレゴリアスに捕球され、遊ゴロ併殺に仕留められた。8回1死走者なしの第5打席も、痛烈な打球を二遊間間飛ばしたが、これもシフトに阻まれ、遊ゴロに終わった。これで2試合&9打席連続無安打で打率は.297となった。
打球は2度とも守備シフトを敷く遊撃グレゴリアスの正面をつく形になったが、大谷は「昨日から結構正面の当たりが多いんですけど、そんなに悪くはないかなとは思ってます」と打席での手応えを語る。さらに「いい打球が(野手の)正面にいっているっていうことは、しっかり打席の中で自分のバッティング、いいスイングができていることだと思う。目先の1安打も大事だと思うんですけど、継続して取り組むことは続けたいと思います」と結果に一喜一憂することはなかった。
27日(同28日)にはヤンキース田中将大投手との対戦が期待される。「今夜も映像見ますけど、また打席で感じるのは違うのかなと。いい打席を1打席でも多くできるように、チームも勝てるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。