レンジャーズ秋信守、米176本塁打で“松井超え”も謙虚「彼がもっと長く…」
2戦連続アーチで一気に記録更新
レンジャーズの秋信守外野手が26日(日本時間27日)、本拠地ロイヤルズ戦でメジャー通算176本塁打を放ち、松井秀喜氏の175本塁打を抜いて、アジア出身メジャー野手の通算本塁打記録を塗り替えた。前日にもソロ弾を放っていた韓国人外野手は、球場警備員が記念のホームランボールを届けてくれるまで、自身の記録に気付いていなかったという。地元紙「フォートワース・スターテレグラム」が伝えている。
25日(同26日)の試合後、クラブハウスで食事をしていた秋に、その日のホームランボールが届けられたという。「理由が分からなかった」というが、それが松井氏が持つアジア出身メジャー野手の本塁打記録に並ぶ記念アーチだったと知った。「僕はホームランバッターではない。ただメジャーで長い間プレーしてきただけだ。こだわりがあるわけではない」と話した35歳は、翌26日(同27日)には延長10回サヨナラホームランという形であっさり記録を塗り替えた。
だが、偉業を達成しても謙虚な姿勢は変わらない。高校卒業後に韓国プロ野球を経ずにマリナーズと契約を結んだ秋は2005年にメジャーデビュー。インディアンス、レッズを経て、2014年にレンジャーズへ移籍し、今季でメジャー14年目を迎える。2桁本塁打は8シーズン、20本以上は5シーズンで記録した。秋は松井氏について「メジャーで10年しかプレーしなかった。もっと長くプレーしていたら、彼は僕以上にもっと本塁打を放っていたと思う」と敬意を払ったという。
レンジャーズと7年契約を結び、38歳を迎える2020年まで契約が残っている。今季を含む3シーズンで秋がどこまで記録を伸ばせるか注目だ。
(Full-Count編集部)