田中将大、強風に負けず6勝目&大谷圧倒 ヤ軍監督絶賛「本当にいい仕事をした」
マー君6勝目、ブーン監督「我々には彼のような投球が必要」
ヤンキースの田中将大投手が27日(日本時間28日)の本拠地エンゼルス戦で6回3安打1失点の好投で6勝目(2敗)を挙げた。3-1で勝利した試合後、アーロン・ブーン監督は「彼は本当にいい仕事をした」と賛辞を贈った。
この日のヤンキースタジアムは今季6度目の完売。強風が吹くなど過酷な環境となったが、田中は抜群の投球術でエンゼルス打線を封じていった。初回、先頭のコザートに右前に落ちる安打を許したが、好調のトラウトを空振り三振、シモンズを左飛に仕留めると、メジャー初対決となった4番・大谷も空振り三振に仕留めた。
2回はバルブエナを見逃し三振、キンズラーを三飛、マルドナードを三ゴロと3者凡退に。3回は2死からコザートに四球を与えたが、トラウトを中飛に打ち取ると、その裏、ヤンキースは押し出し四球などで3点を先制。援護を受けた田中は4回先頭のシモンズにヒット、大谷に四球で無死一、二塁のピンチを迎えたが、バルブエナを空振り三振、キンズラーを投ゴロ併殺に打ち取り、踏ん張った。
5回も無失点に抑えると6回1死からシモンズに左翼へソロ本塁打を浴びたものの、大谷を空振り三振、バルブエナを右飛に打ち取り、6回1失点でマウンドを降りた。
試合後、ブーン監督は好投の田中を絶賛。「我々には彼のような投球が必要だ。6回を投げ、1失点。彼は本当にいい仕事をした。球種を織り交ぜることができていた」と称え、「(オオタニとの)対決を見るのは楽しかった。非常に期待されていた対決だと思う」と注目の日本人対決についても言及した。
田中は自身4連勝で6勝目。防御率は4.62となっている。
(Full-Count編集部)