「フライドポテトを落としてない」少年ファンの“スーパーキャッチ”にファン喝采
左手にフレンチフライの乗ったプレートを持ったまま…
日米問わず、スタンドが沸き、拍手が巻き起こる瞬間がある。その1つが、ファウルボールをスタンドに座るファンが直接キャッチした時だ。怪我の恐れもあるので安全確認は必死だが、MLBではある少年が見せた“ミラクルキャッチ”が話題となっている。
その舞台となったのは、28日(日本時間29日)にマリナーズ本拠地セーフコフィールドで行われたレンジャーズ戦だ。青空の下で行われていたこの一戦の最中、マリナーズファンの少年の“スーパープレー”にスタンドから拍手喝采が起きた。マリナーズの公式ツイッターが「空いてる片手だけでキャッチ? ノープロブレム この少年が見せてくれた堅実な基本プレー」とし、このシーンを紹介している。
6回表、レンジャーズの攻撃。先頭打者で打席に立ったのはデライノ・デシールズだった。2ボール2ストライクから、マリナーズの先発マルコ・ゴンザレスの変化球を捉えると、打球は左翼線へのライナーとなった。三塁側スタンドへと飛び込んでいく打球に大人たちがキャッチを試みるもあえなく失敗。だが、重なる人垣の隙間から、ひょっこりグラブが突き出した。なんと打球は、大人たちに覆い被さられたマリナーズのキャップを被った少年が差し出したグラブにスッポリ収まっていた。
見事な“ファウルボールキャッチ”に、周囲は喝采。だが、驚くのはまだ早い。なんと少年の右手にはフレンチフライなどが乗ったプレートが。片手にプレートを持ったまま、見事左手1本でボールを捕球してみせた。
動画を紹介したマリナーズの公式ツイッターには、ファンからも喝采のコメントが集まった。
「素晴らしいキャッチ!」
「彼に契約のオファーをしないとね! フライドポテトを落としたりも、ぐらつかせたりもしていないんだ!」
「彼と契約して!」
「未来のマリナー!」
この少年ファンが将来マリナーズの一員となれば、この上なくドラマチックな物語となるだろう。