中日・松坂、6回1安打無失点も… 8回に鈴木博が逆転を許して白星消える
今季最多の9三振を奪ったが、リリーフ陣崩れる
■中日 – オリックス(30日・ナゴヤドーム)
中日の松坂大輔投手が、6回1安打無失点と好投した。30日、本拠地ナゴヤドームでのオリックス戦。12年ぶりの交流戦登板となった右腕は制球に苦しみながらも、相手打線にわずか1安打しか許さない好投。1点リードのまま、救援陣に後を託したが、3番手のルーキー鈴木博志投手が逆転を許し、3勝目の権利は消えた。
今季6度目の先発は制球に苦しみながらの投球だった。初回、先頭の西村に四球を与えると、犠打と三振で2死となってから、ロメロにも四球。2死一、三塁で、江戸川南リトル、同シニアのチームメートだった小谷野と対戦。鋭い当たりを飛ばされたが、一塁へのライナーに打ち取り、なんとか無失点で切り抜けた。
その裏、大島の右中間を破る三塁打、アルモンテの犠飛で1点を先制すると、このわずかなリードを松坂が守った。初回だけで26球を費やしていた右腕は2回は3者凡退に。3回は2死から大城にこの日3つ目の四球を与えたが、吉田正を空振り三振。4回には1死から2度目の対戦となった小谷野に四球、安達にはこの日初安打となる中前安打を許したが、最後は山崎を外角のスライダーで空振り三振に仕留めた。
5回終了時点で球数は101球に達していたが、松坂は6回もマウンドに。先頭の吉田正を一ゴロ、続くロメロを左飛に打ち取り2アウト。最後は3度目の対戦となった小谷野を外角低めの真っ直ぐで見逃し三振に斬って取った。6回裏に、この日3度目の打席が回ったところで、代打・松井佑介が送られてお役御免。松坂は6回1安打4四球無失点、9個の三振を奪い、1点のリードを持ったままマウンドを降りた。
1点リードのままに終盤を迎えたが、8回にセットアッパーの鈴木博が2死満塁のピンチを招くと、T-岡田に逆転の中前適時打を許し、松坂の白星が消えた。
(Full-Count編集部)