中日が痛恨逆転負け、松坂6回無失点も鈴木博が逆転許す オリ今季初貯金1
12年ぶり交流戦登板となった松坂は今季最多9K奪い、1安打投球
■オリックス 5-1 中日(30日・ナゴヤドーム)
中日が痛恨の逆転負けを喫し、交流戦連敗スタートとなった。30日、本拠地ナゴヤドームでのオリックス戦。先発の松坂大輔投手が6回1安打無失点の好投を見せるも、打線が1点しか奪えずにいると、8回に3番手の鈴木博志投手が一挙に4点を失って逆転を許した。
今季6度目の先発となった松坂は12年ぶりの交流戦登板。初回に2つの四球を与えるなど制球に苦しみながらも、オリックス打線をわずか1安打に封じた。6回まで114球を要しながら、9個の三振を奪う好投。初回にアルモンテの犠飛で得た1点を懸命に守った。松坂は6回1安打無失点で、3勝目の権利を持ってリリーフ陣を託した。
痛かったのは8回。セットアッパーのドラフト1位ルーキー鈴木博が簡単に2死を奪ってから、オリックス打線につかまった。吉田正に四球を与えると、ロメロに右前安打。さらに小谷野に四球を与えて満塁とされると、T-岡田に中前への2点適時打を浴び、試合をひっくり返された。右腕はさらに安達にも右越えの2点適時二塁打を浴び、プロ入り後ワーストの4失点となった。
打線も初回に奪った1点のみと、投手陣を援護出来ず。7回には先頭のアルモンテが二塁打で出塁したが、ビシエド、平田、高橋が相次いで凡退。8回も先頭の亀澤が右前安打で出たものの、松井雅が最悪の投ゴロ併殺打。追加点を奪えなかったのも痛かった。
オリックスは先発の金子千尋が初回に先制を許しながらも、7回4安打1失点と好投し、今季2勝目。右腕の好投に応えるように、1点ビハインドの8回にT-岡田、安達の連続タイムリーで一挙に4点を奪い、逆転勝利を収め、今季初の貯金1とした。
(Full-Count編集部)