“座り投げ”で137キロ!? 立ち上がらず「ポップタイム」1.89秒の驚愕二盗阻止
大谷の女房役マルドナードが衝撃的な“一投”、今季自己最速の「ポップタイム」記録
エンゼルスのマーティン・マルドナード捕手が29日(日本時間30日)の敵地タイガース戦で強烈な“座り投げ”を見せ、二盗を阻止した。座ったままで投げたにもかかわらず、スピードは85.2マイル(約137.1キロ)を計測。MLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」もツイッターでこの動画を公開している。
衝撃的な“一投”だった。4-0とエンゼルスリードで迎えた3回。無死一塁の場面で一塁走者のイグレシアスがスタートを切った。すると、先発右腕トロピアーノのボールをワンバウンドで捕球したマルドナードは、そのまま立ち上がらずに右腕を振った。
両膝がついた状態での、苦しい体勢からの“座り投げ”。しかし、矢のようなボールが二塁手キンズラーのグラブに収まる。キンズラーがほとんど左手を動かすことなくタッチできる完璧な送球。アウトに仕留めると、地元テレビ局の実況も「パーフェクトスロー」と脱帽した。
「スタットキャスト」はツイッターで「膝から二塁へ送球!」と動画を投稿。さらに「エンゼルスのマルドナード捕手がポップタイム1.89秒を記録。今シーズン、自身最速の二塁送球。85.2マイルを記録した」とデータも紹介した。捕手のミットに収まった瞬間から、ベースカバーに入った野手のグラブに収まるまでの秒数「ポップタイム」の今季最速をなんと“座り投げ”で記録したという。
エンゼルスは9-2で快勝。30日(同31日)には大谷翔平投手が中9日で先発マウンドに上がる。いつもどおり、マルドナードが力強くサポートしてくれそうだ。