“最強左腕”カーショー復帰戦は5回4安打1失点 左上腕二頭筋の腱炎から復帰
2回に先制タイムリーを浴びたが、その後は無失点
左上腕二頭筋の腱炎で故障者リスト(DL)していたドジャースのクレイトン・カーショー投手が31日(日本時間6月1日)の本拠地フィリーズ戦で復帰登板を果たした。5回4安打1失点で降板し勝敗はつかなかった。
初回の先頭ヘルナンデスに中前打を浴びたが、続くアルテールを遊ゴロ併殺、ヘレラを二直に仕留め上々の立ち上がりを見せた。2回は1死からフランコに四球を与えるなど2死一、二塁のピンチ。ここで8番アルフェロに中前タイムリーを浴び先制を許した。
それでも、その後は走者を許しながらも得点を許さず、5回は圧巻の3者連続三振を奪った。味方打線はその裏に1点を返し同点に追いつき、6回からは2番手としてバエスがマウンドに上がった。
この日の直球の最速は90マイル(約145キロ)と物足りなかったが、スライダー、カーブを低めに集める丁寧な投球で最少失点に抑えたカーショー。試合前にロバーツ監督は「注目するのは球速がどれくらい出ているか。それとどれくらいその球速を保っていけるか」と語っていた。完全復活まではもう少し先になりそうだが、“最強左腕”は先発として最低限の仕事を果たした。