元西武・C.C.リー、ドジャースと契約解除で台湾球界入りの可能性が浮上
今年はドジャースでメジャー復帰を目指したが…
2016年に西武でプレーしたC.C.リー投手が今季在籍していたドジャースとの契約を解除し、台湾球界入りする可能性が高まっていると台湾メディアが報じている。
2016年に西武に在籍したC.C.リーは日本球界を離れた後、再びメジャー復帰を目指して投げ続けていた。西武での1年は中継ぎとして18試合に登板し、0勝0敗1ホールド、防御率6.48という不本意な成績。自由契約となった後はロッキーズに入団するも3A止まりでメジャー昇格とはならず、その年のオフにFAとなった。そして今季はドジャースに移籍。開幕は3Aスタートが決定し、再び昇格を目指し奮闘していた。
5月終了時点でリーは22試合で2勝2敗、防御率3.91の成績。現在のドジャースは前田健太投手ほか投手陣の故障者が多いこともあり、昇格の可能性もあったが声がかからなかった。元々、5月末までに昇格できなければ契約を解除できるという内容が盛り込まれているという。
台湾メディア『ETtoday運動雲』では「李振昌(C.C.リー)が契約解除の権利を行使した場合は台湾球界入りする可能性が高い。その場合は11年に及ぶ海外でのキャリアが終わることになる」と紹介。開幕前には「海外でのプレーは今年が最後。全力を尽くしてメジャーに戻りたい」と話す一方で昇格できなかった場合、台湾に戻る可能性も否定しなかった。
もしリーが台湾球界入りを表明した場合は球団からドラフト指名を受ける必要がある。今年のドラフト会議は7月2日に開催予定となっており、アメリカで10年、日本で1年プレーしたリーの決断に注目が集まる。
(苅田俊秀 / Toshihide Karita)