驚異の40歳! 中日・山井が6回無失点の好投、15回連続ゼロ封で今季まだ失点0
中11日で今季2度目の先発マウンドに上がり6回3安打無失点
■日本ハム – 中日(3日・札幌ドーム)
驚異の40歳だ。中日の山井大介投手が、またも好投した。3日、敵地・札幌ドームで行われた日本ハム戦。今季2度目の先発マウンドに上がったベテラン右腕は、好調な日本ハム打線を6回までわずか3安打に抑え込み、ゼロをスコアボードに並べていった。
初回、いきなり2つの四球で1死一、二塁のピンチを招く波乱の立ち上がりとなったが、中田が放った三遊間を抜けようかというゴロを三塁・福田が好捕。素早い送球で併殺打としてピンチを切り抜けると、2回以降、波に乗った。5回にも石井一への死球と中島への四球で2死一、二塁となったが、西川をフルカウントから内角低めへのストレートで遊飛に斬って取り、窮地を脱した。
やや慎重な投球となったのか、4四死球を与えたため、5回終了時点で球数は86球に。6回先頭の大田に三塁内野安打を許したが、近藤を二ゴロに打ち取り、中田を中飛。レアードに右前安打を許して2死一、三塁にピンチを拡大されたものの、最後は杉谷を左飛に打ち取った。
打線は3回に、大島の二塁内野安打が適時打となり1点を先制。6回には1死満塁のチャンスで福田が右前へ2点適時打を放ってリードを3点に。山井は6回で111球となり、3点のリードを保ったままに降板。今季2勝目の権利を持って、リリーフ陣に後を託し、2番手には43歳の岩瀬が上がった。2007年の日本シリーズで継投での“完全試合”を達成したベテラン2人のリレーとなった。
40歳の右腕は今季初先発だった5月22日のDeNA戦(横浜)で9回をわずか4安打に封じて完封勝利。史上9人目の40歳代での完封という偉業を達成した。一度出場選手登録を抹消され、中11日となったこの日も6回まで無失点に封じ、今季15イニングを投げて、未だに無失点となっている。
(Full-Count編集部)