“スイッチ投手”のデビュー戦をMLB公式が再び特集「センセーショナルなもの」
両投げのベンディットが2015年にメジャーデビュー
3年前の2015年にメジャーで両投げ投手がデビューしたのを覚えているだろうか? 当時、アスレチックスに所属していたパット・ベンディット投手は敵地レッドソックス戦でメジャーデビューを果たし2回無失点の好投を見せた。打者によって左右にスイッチするベンティッドのデビュー戦をMLB公式サイト内の動画コーナー「Cut4」が再び伝えている。
ベンティッドはこの試合、2-4の7回から登板。先頭の左打者ホルトには左腕として投球し一ゴロ、続く右打者のラミレスにはグラブを左手に変え右腕として投球し右前打を浴びる。それでも続く右打者ナポリを二ゴロ併殺に仕留め無失点に抑えた。
続投した8回は先頭の右打者ボガーツを遊ゴロ、続く右打者ベッツを右飛に抑え2アウト。だが、ここでスイッチヒッターのスワイハートを迎え“スイッチ対決”が実現。ベンティッドは早々に右投げで勝負することを主審に申告し、スワイハートは左打席に入った。最後はチェンジアップで空振り三振に仕留め無失点デビューとなった。
同サイトは「3年前(の今日)、パット・ベンディットは近代のMLBにおけるフルタイムの初の両投げ投手となった」と見出しを付け、この動画を紹介。「彼の初登板はセンセーショナルなものとなった」と称賛し、6月5日に3Aから昇格し即デビューを飾ったこと、左右で使いこなすグラブは指が6本入る仕様になっており、両側は親指が収まる特殊グラブを使用していたことに言及している。
ベンティッドはその後、ブルージェイズ、マリナーズに移籍し、今季はドジャースに所属している。