大谷翔平、5勝目かけ先発 指揮官は信頼「ショウヘイはとても重要な存在」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

5月は防御率2.16の好成績「先発するたびに勝つチャンスを与えてくれる」

 エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)の本拠地ロイヤルズ戦で今季9度目の先発マウンドに上がる。前日に右足首を捻挫したアンドレルトン・シモンズ内野手が故障者リスト(DL)入りし、さらに、主砲のアルバート・プホルス内野手が膝の疲労で2戦連続でスタメン落ちと厳しい状況だが、マイク・ソーシア監督は試合前の会見で「ショウヘイは我々にとってとても重要な存在」「彼は先発するたびに勝つチャンスを与えてくれる」と絶大な信頼を寄せていることを明かした。

 大谷は今季、投手として8試合に先発し、4勝1敗、防御率3.18の成績をマーク。5月は4試合登板で2勝0敗、防御率2.16という好成績を残した。ロイヤルズの先発イアン・ケネディは今季12試合に先発し、1勝6敗、防御率6.08と苦戦しているだけに、しっかり白星をつかみたいところだ。

 ソーシア監督は試合前、先発の大谷が「ローテの中で最も継続性を持った先発投手か?」と聞かれると、「ショウヘイは我々にとってとても重要な存在で、彼は先発するたびに勝つチャンスを与えてくれる。マメの影響で2イニングしか投げられない先発登板もあったけど、その試合以外は素晴らしい投球をしてくれている」と絶賛した。「最も継続性を持った先発投手か」については明言を避け、その他のピッチャー陣も評価したものの、大谷を信頼していることは間違いない。

 また、指揮官は女房役のマルドナードと大谷がスペイン語でコミュニケーションを取っていることを以前にも明かしていたが、この日も「ショウヘイはマルドナードからスラングを幾つか教わっているようだ。彼らはとても良好な関係を築いている」と説明。ソーシア監督自身が、大谷と毎日話し、体の状態などについて確認していることも明かした。

「投手・大谷」は指揮官の期待に応え、5勝目を挙げることができるか。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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